「臨時休業・・・すいません」2004/05/27

5月28日、29日は臨時休業させていただくことを、この場でお詫びします。

京都の先輩のお店の手伝いにいきます。
と言うより、勉強させてもらうと言った方が正確なんですが・・・

東京の和幸時代の先輩で、完二さんと言い、年齢は僕より一才年上で、同じアパートに3年間一緒に住んでいました。
お店は祇園にあり祇園で一番と言われていて、先輩は二代目です。
人間国宝の陶芸家の方々が何人も食べに来ていたり、そういった方々の器を使っているようなお店です。その他にも、茶道のお家元や落語家のお師匠様、(人間国宝の落語家の方もいます)
国会議員、お寺の大僧正、老舗の料理屋の親方など様々です。
それなので、手伝うと言うより勉強させてもらうと言った方が正確だったんです。

お店の名前は言えません。僕が勝手に書いているからです。
それぞれのお店には格式があったり、親方の考えかたがあったりもします。なかには、あまり沢山のお客さんがきてしまうと、満席になりお客さんを断らないといけなくなるので、今のままの状態を保ちたい、(せっかく来てくれたのに、お断りするのは申し訳ないという考えかた)という親方もいます。

今回は、登り窯(器を焼く窯)の完成記念での、お茶事(お茶会)
らしいです。
どんな献立で趣向なのかは、行ってみないと分かりません。
なにせ40年に一度しかないことなので、勝手ながらお店は臨時休業にさせてもらい勉強してきます。
必ず将来役に立ちます。レベルアップして臨時休業のお詫びとします。

僕は運が良かったです。料理人としては、これからの若い時にいい経験ができるのですから・・・もし40年後だったら料理人としては終わっているでしょう。
完二さんの後輩というのも、運が良かったです。
本当にありがたい事です。

一応言っておきますが、凄いのは親方たちや、人間国宝の方々などで僕ではありません。「日本料理あずまそ」は、普通のお店です。
どうぞお気軽にお越し下さい。
又、問い合わせの電話だけでも結構です。

京都に行ってきての事も早めに書きますので、読んでください。
ちょっとマニアックな話になるかも知れませんが・・・